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世界自閉症啓発デー
川崎市啓発イベント実施報告

世界自閉症啓発デー２０２４年　第1弾

第17回ようこそ自閉症ワールドへ！
〜自閉症の世界を体験してみませんか？〜

「自閉症」について深く理解してもらう為に、国連が毎年４月２日を「世界自閉症啓発デー」と定めました。 日本では4月2日〜8日を発達障害啓発週間として、全国各地で啓発活動が行われています。「癒し・希望・平穏」を表す「青（ブルー）」 をシンボルカラーに、世界各地でイベントやブルーのライトアップが行われます。
　4月2日（火）13時〜16時、川崎市役所本庁舎（復元棟101・102会議室）にて、川崎市健康福祉局障害計画課・社会福祉法人青い鳥 川崎市発達相談支援センター・一般社団法人川崎市自閉症協会が協力し、啓発イベントを開催しました。ノルフィン君・フロン太君も イベントに参加してくれて子供たちの人気を集めていました。下記は２０２４年度の世界自閉症啓発デーの川崎市での 「第１７回ようこそ自閉症ワールドへ」公開イベントのチラシです。

（世界自閉症啓発デーの川崎市ポスター表・裏）

明石洋子氏講演会
「自閉症児・者の地域生活支援〜心のバリアフリーを願い、地域に支援の輪を広げる〜」
事前申込制でしたが当日予約なしで参加された方も多く、定員を超える大盛況となりました。

〇内容

• ・知的障害と自閉症を併せ持つ明石徹之氏の母親・明石洋子氏の子育て経験談
• ・自閉症児者が豊かな生活を送るには、施設での対応だけではなく、地域社会に受け入れられることが必要不可欠である。

• ・地域に理解してもらうには、障害者自身が地域の人々と出会い、触れ合う機会を多くつくることが大切である。
• ・社会参加を重ねることで自閉症の特徴などを理解してもらうことが出来る。
• ・親亡き後も「自分らしく・当たり前に・地域で生きる」を続けていく為に、法的整備や生活支援などを行っていく。
• ・「自分らしく生きる」とはどういうことか。合理的配慮と意思決定支援は重要であり、環境さえ整えば自己決定は可能である。そのための課題に取り組んでいく。

VR（バーチャルリアリティー）体験「当事者の世界を見てみよう」コーナーでは、感覚過敏の疑似体験をするため、用意した3台のVRはフル活動で行列ができるくらいの人気でした。このVRでは元フロンターレの中村憲剛選手が自閉症を解説しています。多くの来場者に自閉症の世界を体感してもらうことが出来ました。
　

センソリーグッズコーナーは、発達障害の特性をもつ方が心地よく感じるグッズの手作り体験をできるコーナーで、 大人も子供もそれぞれの個性あふれる作品作りを楽しんでいました。触って癒されるぬいぐるみや五感で味わうセンソリーグッズの展示もあり、 多くの方が関心を持たれたようで、見学者が絶えませんでした。

子供達に人気のフロン太くんとノルフィンちゃんが、青い風船を配って会場へと誘ってくれました。

今年から啓発デーの前後数週間、川崎市7区の図書館にて自閉症啓発ブースが設置されました。この企画にあたって、 7区の図書職員に向けて自閉症についての研修会を明石洋子相談役が行い、図書館の職員の方々にも自閉症の理解と普及に協力していただきました。

（図書の一覧 川崎市作成）	（川崎区図書館）
	（幸区図書館）

ブルーライトアップ
日程：令和6年4月2日（火）〜4月8日（月）日没から
場所：川崎市役所本庁舎・ラゾーナ川崎・アトレ川崎・ 川崎マリエン・富士通ゼネラル・ニチガスグループ

今年は川崎市役所本庁舎も大々的にブルーライトアップに参加してくれました。